自立神経症状

私たちの身体の中で、運動を調整する運動神経に対して、循環・呼吸・消化・体温調節などの機能を調整するものが「自律神経」と呼ばれます。自律神経は、生きるために必要な身体の機能を意識しなくても自然に調整してくれるものです。

自律神経は心と身体の状態を活動的にする「交感神経」と、休ませる「副交感神経」から成りたちます。

この2つの神経のバランスがとれている状態が大事です。簡単に言うと、昼間は交感神経、夜は副交感神経の働きが強くなり、活動と休息のバランスを取っています。

また、呼吸と自律神経は連動しています。深く呼吸をすると副交感神経の働きが活発になり、リラックス効果があります。深呼吸で気持ちが落ち着くのはそのためです。逆に、浅い呼吸が続くと交感神経が活発になり、体は緊張状態になってしまいます。

自律神経（交感神経と副交感神経）の２つの神経がうまくバランスを取りながら働いてくれているおかげで、私たちの健康は保たれています。しかし、疲労など何かの原因の蓄積やきっかけで、このバランスが崩れ、心身に支障をきたしてさまざまな症状がでる場合があります。これが自立神経の乱れた状態です。

日常生活の話をすれば、仕事での姿勢のかたよりなど、猫背や前かがみの状態が続くと呼吸も浅くなってしまいます。さらに身体に力が入り緊張している状態が続くと、身体がリラックスできなくなり、自律神経の乱れにつながってしまうのです。

精神的なストレスの蓄積も身体や心の緊張状態が続くので、やはり自律神経の乱れにつながってしまいます。

自律神経が乱れると、全身の筋肉が緊張して無意識に力が入りやすい状態になります。身体に力が入り、緊張している状態が続くと、身体全体にゆがみが出て、全身の血流の悪さにもつながってしまいます。
腰痛、肩こりなどさまざまな身体の痛みの原因となってしまうのです。

自律神経の乱れからでる症状、ゆがみの状態は皆さん違います。

薬が効果的な場合もたくさんあると思います。

当院では、身体の土台となる骨盤の仙腸関節を中心にゆがみを取り除き、姿勢改善とともに身体の不調の改善を目指していきます。

デスクワークによる姿勢のかたより、仕事、プライベートでのストレス、身体への疲労の蓄積。環境を変えることはなかなかすぐにはできないと思います。

しかし、身体の状態をしっかりと把握してケアをすることで、さまざまなストレスを減らすことは可能だと考えています。

身体は全てと言って良いほどつながっています。心と身体も私は同じだと思います。

ご自身の身体に意識を向けて、ストレスの無い身体を一緒に目指してみませんか？

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